リフォームされた築年数の古い一軒家を購入した友人が、家族で海外旅行をした。
妻、「良いな、海外旅行」
小学生の娘、「海外旅行をしたいな」
妻、「うちは無理よ、住宅ローンが残っているから」
娘、「うちもリフォームされた中古住宅にすれば良かったのに」
妻、「そうね」
そりゃないだろ！
家を購入する際、私は手頃で買える「中古物件が良い」と言ったのに、妻達は「中古なんてイヤだ」と言った。
妻、「海外旅行をしないなら、せめて家のリフォームでもしない？」
娘、「賛成」
何が賛成だよ！住宅ローンを返済するだけでも大変なのに、リフォームをする余裕が何処にあるんだ！
娘、「浴室をリフォームしたい」
妻、「良いわね」
娘、「〇〇ちゃんの家、浴室で洗濯物を乾かすんだって」
妻、「浴室で洗濯物を乾かせるなら、クリーニング代の節約になるわね」
娘、「〇〇ちゃんの家、浴室でテレビが見られるのよ」
妻、「〇〇ちゃんのところって、まだお父さんと一緒にお風呂に入ってるんでしょ？」
娘、「うん」
私、「〇〇ちゃんのところって、本当にお父さんと、まだ一緒にお風呂に入ってるの？」
娘、「うん」
〇〇ちゃんのお父さんに直接聞いてみると、娘さんと一緒にお風呂に入っているのは間違いなかった。
車を買い換えるために貯めていたお金で、浴室をリフォームした。
リフォームした浴室に最初に入ったのは妻、その後、入ったのは小学生の娘。
いつになったら呼ばれるの待っているのだが、中々呼ばれないため、勝手に浴室に入ると
小学生の娘、「キャー、変態！」
私、「親子で一緒に入浴するだけだよ」
妻、「貴方、何を考えてるの！」
〇〇ちゃんのお父さんが一緒に入っているのは、小学生の娘さんではなく、保育園に入る前の幼い娘さんだった。
車を買い換えるために貯めていたお金で、せっかく浴室をリフォームしたのに、私は一人で入浴している。