“雨漏りがすると床が濡れないよう桶や鍋を置くのはテレビで見たことはあるが、今の時代に雨漏りがする家なんて実在するのだろうか?
そう思っていたら、増築した部屋の天井からポタポタと水滴が落ちて来た。
ポタポタ落ちるだけのため、水滴の量は大したことないのだが、増築した部屋の天井裏には配線が通っており、それに水が触れたら感電すると思い、増築工事をしてもらった大工さんに見てもらうと、雨漏りの原因は屋根のヒビ割れと判明。
増築した部屋の屋根はスレート瓦で出来ており、どうやらスレート瓦が乾燥してヒビ割れを起こしたらしい。
人間だって若い時は肌に潤いがあっても、歳を取ると潤いは無くなりカサカサ肌になってしまう。
カサカサ肌に潤いを取り戻すにはに保水液を塗る、屋根の場合はシーラーが保水液代わり。
シーラーを塗った後はフィラーで凹凸を無くす、これをすることで塗料の乗りが良くなるらしく、理屈は女性がする化粧と同じ。
雨漏りをしたのは増築した屋根だけ、私はその屋根だけ直してもらうつもりだったのだが、その屋根だけを直すと他の屋根が汚く見えて見っともないと娘が言うため、他の屋根、外壁も一緒に塗装をしてもらうことに。
どうせ、足場を組むのだから、別々に塗装をしてもらうより、1度で済ませたほうが費用を抑えられる。
私はてっきり大工さんが雨漏りの補修を行ってくれると思っていたのだが、塗装屋さんが雨漏りの補修を行うことに、大丈夫だろうか?
塗装業者さんに「塗料は何しますか?」と聞かれたのだが、塗料に関する知識で知っているのは水性か油性かだけ、単語としての水性と油性は知っていても両者の違いまでは知らない。
塗料の違いで塗装に掛かる費用は大きく異る、値段の高い塗料のほうが良いことは分かっているのだが、予算には限りがある。
素人の私が選ぶより、専門家に任せたほうが無難と思い、業者さんが勧めてくれた塗料で塗装をしてもらった。
屋根のヒビ割れをどうやって直すのか見ていると、ヒビ割れしているところを彫刻刀のようなものでまずは削り、次は削ったところに液体を流し込み、それが乾いたらコーキングをしてヒビ割れの補修は終わり。
そんなんで雨漏りが直るのだろうか?
ヒビ割れを補修した上に防水性のある塗料を塗ってもらっただけなのだが、それ以降は雨漏りがしていない。
こんな単純なことなら私でも出来ると思ってしまうのだが、難しいことでも簡単そうに見えるのは業者さんはプロだから。
高所恐怖症の私では、屋根に上がることさえ出来ない。
塗装後に塗装業者さんは無料で点検に来てくれた、なぜなら、プロでも雨漏りを完全に防ぐのは容易なことではないから。”
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